バッハへの旅―その生涯と由縁の街を巡る
加藤 浩子

定価: ¥ 3,150
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発売日: 2000-05
発売元: 東京書籍
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ドイツ語を勉強していろいろな街に行ってみたい
特にケーテンとライプツィッヒに行ってしばらく滞在したくなりました。ケーテンは特にアンナ・マグダレーナと結婚したり、平均律の第1巻を完成した街です。本当はもっと詳しく知りたかったのですが、バッハゆかりの街は多いのです。何年か先に自分で訪問してみたいと思います。
ケーテンに関しては私のバッハの平均律のページ「聖律の音楽」のなかで、「アムーザ」(音楽嫌い)とバッハにはからずも命名されてしまっているケーテンのお妃についてのことを書いています。彼女の名誉回復ができないものかという、門外漢のおせっかいのようなものでしょうが、いろいろ調べて書きました。その他、ケーテン時代の平均律などの自筆譜に手のかかった表紙がついていることについても想像をたくましくしております(アンナ・マグダレーナのページにあります)。
バッハを旅しながらドイツの魅力をたっぷり感じる
昔ピアノのレッスンでバッハを弾いていた時は難しさばかりでぜんぜん好きになれなかった。しかし、大人になるにつれてどんどんバッハの深い世界にひきこまれるようになって・・・今ではすっかりバッハの世界にはまっています。
他に好きな作曲家はたくさんいますが、何かあるとバッハに戻るという感じです。本書はバッハが生まれたアイゼナッハから始まり、最期亡くなるライプツィヒまでをその所縁の地を訪ね旅する内容になっていますが、何と言っても美しい写真に引き込まれます。バッハを旅しながら、ドイツの魅力もたっぷり伝わってきます。文章もとても女性らしい感性で書かれていてとても良かったです。
些か主観的
写真が綺麗であることは大いに評価できるが,文章が主観的(史料に基づいた記述もあるものの,我々には知り得ないバッハの感情をあれこれ推量する傾向がある)で,少なくとも私には合わなかった。史料に基づいたことを書くときにも出典を明記して欲しかった。「バッハへの旅」という題名にするからには,旅行ガイドのような実用的な情報(交通機関,宿泊施設,詳細な地図など)も含めるべきであった。314ページの「カール・フィリップ・エマヌエル」とされている挿絵は誤りで,実は「ヨハン・クリスティアン」か「ヨハン・クリストフ・フリードリヒ」のどちらかである。しかしながらバッハ旅行を楽しみたいバッハファン(私もその一人であるが)には便利な1冊ではある。